第22期 事業報告書 目次
各事業の概況
当社の主力とする調剤薬局業界におきましては、引き続き市場は拡大を続けているものの、緩やかな伸びで推移しております。また、薬価改正および調剤報酬改定の実施など、医療費の適正化を目的とした制度改革が続いており、薬局経営への影響は一層の厳しさを増しております。
事業別売上高
当社の事業であります調剤薬局事業におきましては、医薬分業率の低い関西、中部地区を主戦場とした出店を進めるとともに、M&Aを推進したことによりまして、当期において6店舗が増加いたしました。平成18年5月には、神奈川県にある平安薬局株式会社、有限会社メデコアの株式を取得したことにより3店舗がグループ入りしました。また、フラワー薬局は、5月に高槻店(大阪府)、三国店(福井県)、7月には太閤店(愛知県)を新規出店いたしました。
医薬品卸事業につきましては、平成18年3月に分社化しました株式会社メディシン一光が、市場拡大を続けるジェネリック医薬品を三重県、岐阜県の医療機関に販売促進したことにより、売上の増加を図ることができました。
不動産事業につきましては、病院賃貸を主として、安定した収益を維持し、堅調に推移いたしました。また、平成19年1月には、三重県津市に所有する不動産にホテルを建設し、大手ビジネスホテルチェーンに賃貸を開始いたしました。
新規事業として平成17年10月に設立しました株式会社ヘルスケア一光によって、有料老人ホームの開設準備に着手いたしました。また、新たな医療ビジネスの構築を目指すなかで、平成18年11月、三重県津市にメディカルモールの1号店を開設いたしました。
以上の結果、当期の連結業績は、売上高は12,362百万円(前期単独比17.1%増)、経常利益は395百万円(同7.9%増)となり、増収増益を確保することができました。また、減損会計適用年度にあたり、減損損失133百万円等を計上した結果、当期純利益は46百万円となりました。