第22期 事業報告書 目次
当期において調剤薬局は6店舗増加
平成18年5月、平安薬局株式会社と有限会社メデコア両社の株式を取得したことにより、神奈川県下の3店舗(平安薬局小田原店・二宮店・元町店)が加わりました。また、当期はフラワー薬局高槻店(大阪府)、三国店(福井県)、太閤店(愛知県)を新規出店し、当期末の店舗数は67店舗となりました。
市場拡大に併せて販路拡大
ジェネリック医薬品は、医療費削減の手段として使用促進が図られています。
平成18年4月の診療報酬改定では、処方箋様式に「ジェネリック医薬品への変更可」のチェック欄が新設されるなど、需要拡大が進んでいます。
当社は、これまでの医薬品卸事業を分社化し、平成18年3月、株式会社メディシン一光を設立しました。
現在、中部地区の総合病院、クリニックを中心に販路を拡大しています。
介護事業の本格稼動に向けて、有料老人ホーム開設準備に着手
超高齢社会を目前に控えて、高齢者住宅市場の拡大が見込まれるなか、当社は、有料老人ホームの開設に向けた準備に着手しました。
今後グループとして、3年間で20施設の開設を計画しています。
当社は、介護事業を成長エンジンの増設と位置付けて最重点事業として推進しています。
メディカルモール1号施設がオープン
病診連携の推進、開業予備軍といわれる若い医師の開業志向が高まりを見せるなか、地域医療の新たな担い手として、メディカルモールが注目されています。
当社は、平成18年11月、三重県津市にある総合病院前の商業集積地に1号施設となるメディカルモールを開設しました。
今後も地域の医療に対するニーズを的確に把握し、開発を進めていきます。
保有資産の有効活用としてホテル賃貸を開始
不動産事業として、保有資産の有効活用を目的として、三重県津市にビジネスホテルを建築し、一括賃貸する契約をルートインジャパン株式会社と締結しました。
平成19年1月より賃貸を開始し、長期的な収益を見込んでいます。
ハウス食品株式会社・イオン株式会社に第三者割当による新株式を発行
平成19年5月10日、第三者割当による新株式の発行を行ない、360百万円の資金調達を行ないました。調達した資金は、調剤薬局事業の出店および有料老人ホームの建設資金に充当し、医療・介護ビジネスのさらなる事業拡大を図っていきます。
ハウス食品株式会社とは、今後、高齢者の生活実態を相互に研究、検討し、高齢者の充実した生活環境の整備に対する新たな可能性を検討していくことといたしました。