第21期 事業報告書 目次
医薬分業率の低い(=成長性の高い)関西圏で計画的な出店
わが国の医薬分業率は、平成15年度に初めて50%を超え、平成17年1月から7月の平均では53.9%となりました。医薬分業の進展に伴い、平成16年度の市場規模は4.2兆円となり、初めて4兆円を突破いたしましたが、伸び率は緩やかな状況へと変化してきています。
一方で、医療費の抑制を目的とした制度改革の流れは続いており、競争の激化と相まって、業界を取り巻く収益環境は厳しさを増しています。今後は、同業によるM&A等、業界再編の動きが更に活発化するものと考えられます。
こうした環境の下、当社はM&Aによる拡大も視野に入れつつ、医薬分業率の低い関西地区を中心に、効率性を重視した計画的な店舗開発を進めてまいります。
平成17年 医薬分業率
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医薬分業率が高い地域 ランク 都道府県 医薬分業率 1 秋田県 71.4% 2 佐賀県 71.1% 3 神奈川県 70.7% 4 新潟県 65.8% 5 宮城県 65.7% 6 沖縄県 65.7% 7 東京都 65.4% 8 宮崎県 62.8% 9 千葉県 61.6% 10 北海道 61.3% -
当社出店地域 ランク 都道府県 医薬分業率 10 北海道 61.3% 26 兵庫県 52.0% 31 島根県 47.6% 33 滋賀県 46.3% 35 三重県 43.9% 37 愛知県 43.3% 38 奈良県 39.2% 40 大阪府 38.0% 44 京都府 31.5% 47 福井県 19.1%
※ランクは都道府県別に医薬分業率の高い順
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全国平均分業率 全国平均 53.9% -
出所:日本薬剤師会
平成17年1月~平成17年7月
効率性を重視した出店と良質のサービスを追及する店舗運営
当社は大型病院前の好立地を中心とした店舗開発を行なっています。また、低コスト運営を全社的な課題として、常に店舗オペレーションを見直しています。今後も、「患者様第一主義」を徹底することで他店との差別化を図り、患者様と医療機関の双方から信頼される薬局作りを進めてまいります。
年度 | H16年 2月期 |
H17年 2月期 |
H18年 2月期 |
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出店数 | 6 | 6 | 6 |
退店数 | 1 | 0 | 3 |
期末 店舗数 |
52 | 58 | 61 |
当社が展開する調剤薬局チェーン「フラワー薬局」のロゴマーク Pharmacy Flower
人の心を優しく癒してくれる“花”のような薬局をイメージしています。