第21期 中間事業報告書 目次
営業のご報告
事業部門別売上高
(平成18年2月期中間期)
当社を取り巻く環境は、医薬分業の進捗に伴い、平成16年度「薬局調剤医療費」が始めて4兆円を突破するなど、引き続き市場拡大の傾向にあります。一方で、医療費の抑制を目的とした制度改定の流れが続いており、業界を取り巻く経営環境は厳しさを増しております。
このような状況の中、調剤事業におきましては、既存店舗の売上増加に加え、諸経費の効率的な運用を進めた結果、当初の業績予想を上回る結果となりました。また、フラワー薬局近江八幡店(滋賀県近江八幡市)、同伊賀店(三重県伊賀市)及び同松江店(島根県松江市)の3店舗を新規出店いたしました。
医薬品卸事業におきましては、三重県内及び岐阜県の新規開拓強化に努め、販路の拡大・売上の増加を図りました。
不動産事業におきましては、高収益率を維持し、堅実に推移いたしました。
この結果、当中間会計期間の業績は、売上高は5,190百万円(前年同期比17.1%増)、営業利益は208百万円(同30.5%増)、経常利益は181百万円(同38.7%増)の増収増益となりました。中間純利益につきましては、退職給付債務の算定方法変更に伴う特別損失を47百万円計上し、72百万円(同16.9%減)となっております。
通期の見通し
調剤市場は今後も持続的な拡大が見込まれておりますが、同時に医療費の抑制策が推し進められております。今後も継続的な制度改革が予想されており、競争の激化と併せて、収益環境は更に厳しさを増すものと考えられます。
このような環境の下、当社は、積極的な新規出店による規模の拡大、効率経営の推進による収益力の強化、長期的展望を視野に入れた弾力的な組織作り並びに人材開発を、対処すべき課題として掲げ、注力していく所存であります。
下期におきましては、3店舗の新規出店を予定しており、通期では、上期の3店舗と併せて予定通り6店舗の出店となる見込みであります。また、通期の売上高は10,620百万円、経常利益は324百万円、当期純利益は136百万円を見込んでおります。