1.会社分割の目的

当社は医療分野に特化したビジネスモデルにより、調剤事業を中核として医薬品卸事業と不動産事業の３事業を展開しております。３事業を基軸として、調剤・医療・介護のシナジー効果を発揮し、安定的な成長を目指して進めております。
業界を取り巻く環境は、医薬分業の進捗に伴い市場拡大の傾向にありますが、医療費の抑制を目的とした制度改定の流れが続いており厳しさを増しております。
このような状況の中で、医療制度改革の一つとして後発医薬品（ジェネリック医薬品）の利用促進策が盛り込まれており、後発医薬品の潜在的な市場規模は極めて大きくなってきております。

今般、後発医薬品を取り扱う医薬品卸事業を子会社として分社化し、独立採算の意識を高め、意思決定のスピード化を行なうことで、経営の効率化や責任体制の明確化を図っていくことといたしました。
分社化することにより、当社グループの連結ベースにおける業績に貢献するものと考えております。

2.会社分割の要旨

1. 分割の日程

   分割の日程

   分割計画承認取締役会	2006年1月18日
   分割期日	2006年3月1日（予定）
   分割登記	2006年3月1日（予定）

2. 分割方式

   1. 分割方式

      当社を分割会社とし、新たに設立する会社「株式会社メディシン一光」を承継会社とする簡易分割による新設分割方式を採用いたします。
      なお、商法374条ノ6第1項の規定により、第374条第1項に定める株主総会の承認を得ることなく分割を行うものであります。

   2. 当分割方式を採用した理由

      当社は、承継会社に当社の医薬品卸事業を承継させることにより、当社との経営の一体化を維持しながら、迅速な意思決定と責任体制の明確化を図ることが可能であると判断いたしました。

3. 株式の割当に関する理由

   承継会社が本件分割に際して発行する普通株式600株は、すべて当社に割当交付されます。

4. 分割交付金

   分割交付金の支払はありません。

5. 承継会社が承継する権利義務

   承継会社が承継する権利義務は、当社が医薬品卸事業で行っている全営業に関する資産・負債・契約上の地位等とします。
   また、承継する債務は重畳的に承継し連帯して責任を負うものとします。

6. 債務履行の見込み

   当社および承継会社が負担すべき債務については履行の見込みに問題はないと判断しております。

7. 承継会社に新たに就任する役員

   取締役	迫間 祥浩（分割会社・取締役）
   	西井 文平（分割会社・代表取締役）
   	梶原 則哉（分割会社・従業員）
   	湯浅 順（分割会社・従業員）
   監査役	柴髙 旦（分割会社・監査役）

3.分割当事会社の概要

※株式会社メディカル一光の数値は2005年2月28日現在、株式会社メディシン一光の数値は2006年3月1日設立予定時のものです。

承継会社の株式会社メディシン一光は、会社設立前であるため、決算手続きにより確定した業績がありません。

4.分割する事業部門の内容

1. 分割する事業部門の内容

   当社の営業部にて行っている医薬品卸事業の全営業

2. 医薬品卸事業の2005年2月期における経営成績

   医薬品卸事業の2005年2月期における経営成績

   	医薬品卸事業(a)	当社2005年2月期実績(b)	比率(a/b)
   売上高	371百万円	9,270百万円	4.0%
   売上総利益	89百万円	1,016百万円	8.7%
   営業利益	21百万円	401百万円	5.2%
   経常利益	21百万円	308百万円	6.8%

3. 分割事業部門の資産・負債の項目および金額（2005年11月30日現在）

   分割事業部門の資産・負債の項目および金額

   資産		負債
   項目	帳簿価格	項目	帳簿価格
   流動資産	119百万円	流動負債	94百万円
   固定資産	5百万円	固定負債	0百万円
   合計	124百万円	合計	94百万円

5.会社分割後の当社の状況

1. 商号・事業内容・本店所在地・代表者・資本金および決算期の変更はありません。
2. 総資産　6,859 百万円（124 百万円）
   （注）（ ）内は分割による減少見込み分であります。

6.当社業績等への影響

分割日が2006年3月1日のため、今期の業績に与える影響は売上・利益ともに軽微であり、当社の今期業績予想に変更はありません。
なお、当社は2007年2月期より連結決算による業績を開示する予定です。