株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。ここに第29期（2013年3月1日～2014年2月28日）の営業概況等をご報告させていただきます。

超高齢社会の進展に伴い社会構造が変化していく中で、医療界及び介護業界におきましては、医療費抑制を目的とした制度改革等が進められており、一層の効率経営が求められております。

このような環境の下で、当社グループは、医療・介護サービスの需要が拡大するものと捉え、安全性を最優先としつつ事業規模の拡大に取り組んでまいりました。

主力とする調剤薬局事業では、既存81店舗に新規出店とＭ＆Ａによって新たに6店舗が加わり増収に寄与いたしました。ヘルスケア事業では、介護付有料老人ホーム1施設を新規開設して合計9施設となり、訪問介護事業と合わせて、増収となりました。医薬品卸事業では、ジェネリック医薬品の使用促進策に沿った積極的な営業展開により業績を伸ばしました。不動産事業では引き続き安定した賃料収入の確保を図り、また、投資事業では、投資業務を目的とした子会社における株式投資によって収益に寄与いたしました。

以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高22,873百万円（前年同期比11.2％増）、営業利益1,257百万円（同14.3％増）、経常利益1,200百万円（同15.9％増）、当期純利益は685百万円（同13.3%減）となりました。なお、当期純利益の減少は、投資有価証券売却益が前期と比べて減少したことによるものです。

当社グループは、今後も「良質の医療・介護サービスをより多くの人に提供する」という理念の下、環境変化を的確に捉えた事業戦略を展開し、企業価値のさらなる向上に取り組んでまいります。

株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2014年5月

（千円）