感染小児、発熱・けいれん増=オミクロン株流行期を分析―成育医療研など

新型コロナウイルス感染症で入院した18歳未満の小児について、オミクロン株流行期ではデルタ株流行期と比べ、発熱やけいれんなどが増えたことが12日、国立成育医療研究センターなどの調査で分かった。小児感染者の症状をオミクロン株流行前後で比べた大規模研究は国内初という。

調査には各地の入院患者情報を集めたデータベースを活用。2021年8~12月をデルタ株期、22年1~3月をオミクロン株期とし、各期間に登録された458人と389人を比べた。

オミクロン株期に38度以上の発熱があったのは、2~12歳では4割前後に上り、デルタ株期の約2倍になった。2~12歳ではけいれんも増え、13歳以上では咽頭痛が大幅に増えた。一方、6歳以上の嗅覚・味覚障害は減少した。

時事通信社

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