2016年3月より、50歳以上の方への帯状疱疹を予防する目的で水痘ワクチンが使えるようになりました。
では、帯状疱疹とはどんな病気なのでしょうか?
帯状疱疹ってどんな病気? -2016年9月30日掲載-
湿布について -2016年7月30日掲載-
湿布の種類と構造
湿布にはパップ剤・テープ剤があり、両方とも構造は支持体・粘着剤・剥離フィルムによる3層構造です。支持体には不織布、ニット、プラスチックフィルムが使われます。粘着剤は、消炎鎮痛剤など有効成分が含まれる鎮痛消炎貼布剤の主要部分です。剥離フィルムは使用する前にはがす被覆物で、ポリプロピレン、ポリエチレン、セロファン、ポリエステルなどが使われます。
お薬を飲みやすくする工夫 -2016年6月30日掲載-
お薬の味が苦かったり、粉薬の量が多かったりすると、お薬を飲むことが苦手になってしまいますね。また、高齢になると、嚥下(飲み込むこと)がうまくできずに、むせてしまったり、お口の中に薬が残ったりしますね。
錠剤がダメ、粉薬がダメという方は、薬局で処方箋を出していただく時に、薬剤師にご相談ください。医師の承諾があれば、同じ成分のもので、錠剤⇔粉薬、ラムネのようにお口の中で溶けるお薬(口腔内崩壊錠)に変更ができる場合もあります。
今回は、変更ができない場合に、お薬を飲みやすくする工夫についてお話します。
食物アレルギーについて -2016年4月28日掲載-
近年、先進国を中心に“食物アレルギー”の方が増えてきています。よく耳にする言葉ですが、どれくらい正確に理解できているでしょうか?今回は食物アレルギーについて説明をしたいと思います。
インフルエンザなど感染症予防に手洗い・うがいが有効なわけ! -2016年2月29日掲載-
今年もインフルエンザが流行中です。予防接種したにもかかわらず何故か毎年かかってしまう方、中には運悪くA型・B型の両方に時間差攻撃を受けてしまった方。もう一度基本に返ってみましょう。
喘息とその治療について -2016年1月30日掲載-
喘息とその治療について簡単にご説明します。
どんな症状? 原因は?
以前はゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)がするから喘息だと思われていましたが、喘息の症状はそれだけではありません。咳だけが出ることもありますし、胸やのどに感じる違和感・痛みとして現れることもあります。
のどから肺へ続く空気の通り道である気道が、慢性的な炎症が原因で狭くなり、空気の流れが制限されて起こる症状すべてが喘息の症状なのです。
喘息を発症させる要因としては、アレルゲンの増加・化学物質・大気汚染・過労やストレスの増加などが考えられています。
喘息の人の気道は、症状がない時でも常に狭く空気が通りにくくなっています。また、とても敏感になっているため、ホコリ・タバコの煙・冷気・ストレスなどのさまざまな刺激に対して過敏に反応し、さらに狭くなることで発作を起こしてしまいます。
ジェネリック医薬品について -2015年9月30日掲載-
毎月の医療費にお悩みの方はいらっしゃいませんか?
日本は今、医療費の増加に悩まされています。そこで、新薬と同等の効き目で低価格であるジェネリック医薬品が、国の医療費や患者さまの負担を減らすことができると注目されています。ジェネリック医薬品についてはテレビコマーシャルでも流れていますし、薬局や病院でよく耳にするので、名前はご存知の方も多いかと思います。
お子さんへのお薬の飲ませ方 -2015年8月31日掲載-
みなさんは、お子さんにお薬を飲ませる時に困ったことはありませんか?
当薬局は小児科の近くにあり、毎日お話ししていると、お薬が上手に飲ませられず困っているお母さんがたくさんいらっしゃいます。
続きを読む »
前立腺肥大、この悩ましい病気!! -2015年6月30日掲載-
50歳を過ぎた多くの男性がひそかに悩んでいること・・・
- 最近おしっこの勢いがなくなった
- 排尿に時間がかかる
- すぐにトイレに行きたくなる
この症状は前立腺肥大によって引きおこされます。女性にはないこの前立腺という器官は、男性の膀胱のすぐ下にあって、尿道をとりかこんでいます。加齢とともにこの前立腺が大きくなって尿道を圧迫するので、尿の出が悪くなるのです。即、命にかかわることではないけれど、日常生活のQOLを下げる悩ましい症状ですね。
息切れを感じたら~そこに潜む重大な病~ -2015年1月30日掲載-
坂道や階段を上がった時に息切れがして苦しいと感じたことはないでしょうか?調子が悪い時に無理をする方はいないように、年のせいで仕方のないことと片付け、身体活動レベルを落としていませんか?そこには、進行してしまってからでは遅く、早期発見・早期治療が重要な「COPD」や「心不全」という危険な病が隠れている可能性があります。思い当たる症状があれば、出来るだけ早いうちに循環器内科あるいは呼吸器内科の医師にご相談ください。
インフルエンザに関するQ&A -2014年12月30日掲載-
今年もインフルエンザが流行する季節になりました。
薬局でも、インフルエンザの症状で医療機関を受診された患者さまの数が増えてきています。風邪との違いや予防方法などを改めて確認し、早めの対策をとりましょう。
お薬の名前について -2014年11月28日掲載-
最近、薬局で見かける患者さまとの会話
- 患者さま
- 「先生からはいつもと同じお薬を出しておくと聞いたのに見かけない名前のお薬が書いてあるのだけれど、間違ってない?」
- 薬剤師
- 「お薬の名前が変更になっていますが同じお薬です。」
- 薬剤師
- 「一般名で処方されています。先発品か後発品かを患者さまにお選びいただけますが、どちらがよろしいでしょうか?」
等々。
糖尿病治療-最近の話題 -2014年5月31日掲載-
糖尿病という病気を知っていますか?
詳しい内容は知らずとも、どこかで一度はこの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
片頭痛の薬 -2014年3月20日掲載-
片頭痛は、セロトニンという物質が異常に放出されて脳血管が収縮し、その反動で収縮した血管が一気に拡張することで起こる強烈な痛みの発作です。 続きを読む »
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)について -2013年11月29日掲載-
ピロリ菌は国民の約1/3が感染していると言われています。感染によって胃潰瘍、十二指腸潰瘍、そして胃がんのリスクが高まることはここ最近、テレビや雑誌などでも取り上げられ認知度はぐんと上がってきています。ピロリ菌を除菌することで胃がんなどのリスクが減ることから厚生労働省が2013年2月から保険適用を認めました。 続きを読む »
高血圧と管理目標 -2013年11月21日掲載-
血圧が高いと指摘を受けた経験のある方は少なからずおられると思います。
また、他の方よりも自分の方が血圧は低いのに服用している薬が多いとか、自分ではちょうどよいと思っているのに医師から高いと言われた、という方もおられるのではないでしょうか。 続きを読む »
慢性咳嗽(がいそう)について -2013年10月17日掲載-
呼吸器内科を受診する患者様の理由として、一番多い症状は咳だと言われています。
続きを読む »
非結核性抗酸菌症 -2013年9月19日掲載-
非結核性抗酸菌症とは近年、日本で患者数の増えている肺の病気です。
症状、原因菌が結核に似ているため、かつては同じ病気と考えられていましたが、最近の研究で別の病気であることがわかってきました。 続きを読む »
薬と柑橘類 -2013年8月22日掲載-
グレープフルーツが影響を与えてしまう薬があることは、ご存じかと思います。
グレープフルーツに含まれる苦み成分(フラノクマリン誘導体)が、小腸での薬の代謝を邪魔するためです。
そのことにより、薬が体に長く留まったり、薬の作用が強く出たりする可能性があります。 続きを読む »
むずむず脚症候群 -2013年7月18日掲載-
むずむず脚症候群は足の裏やふくらはぎ、太ももに「虫が這っているような感覚」や「むずむず感」「ほてり感」などの不快感があり、じっとしていられなくなる病気です。
続きを読む »