喘息とその治療について簡単にご説明します。
どんな症状? 原因は?
以前はゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)がするから喘息だと思われていましたが、喘息の症状はそれだけではありません。咳だけが出ることもありますし、胸やのどに感じる違和感・痛みとして現れることもあります。
のどから肺へ続く空気の通り道である気道が、慢性的な炎症が原因で狭くなり、空気の流れが制限されて起こる症状すべてが喘息の症状なのです。
喘息を発症させる要因としては、アレルゲンの増加・化学物質・大気汚染・過労やストレスの増加などが考えられています。
喘息の人の気道は、症状がない時でも常に狭く空気が通りにくくなっています。また、とても敏感になっているため、ホコリ・タバコの煙・冷気・ストレスなどのさまざまな刺激に対して過敏に反応し、さらに狭くなることで発作を起こしてしまいます。