加齢黄斑変性症について -2021年5月31日掲載-

加齢黄斑変性症とは?

高齢化に伴って増加している病気の一つです。
目でものを見る際に重要な働きをする「黄斑おうはん」という組織が加齢とともにダメージを受けて、変化してしまった状態を言います。
目の中に入ってきた光は網膜で刺激として受け取り、その刺激が情報として視神経に伝達され、脳に伝わります。その網膜の中心部が「黄斑」です。

この「黄斑」が変化してしまうことで「ものが歪んで見える」「視野の中心が暗くなる・欠ける」「視力が低下する」等の症状が出てしまいます。
放っておくと失明に至ることもあるので注意が必要です。

加齢黄斑変性症には「萎縮型」と「滲出しんしゅつ型」の2種類があります。
「萎縮型」は、黄斑の組織が加齢とともに萎縮することで起こります。進行はゆっくりです。
一方、「滲出型」とは網膜のすぐ下にもろい血管が出来てしまうことで起こります。この新生血管から浸出液が出てることによって進行するため、進行が速いことが特徴です。

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