子宮頸がん予防ワクチンをご存知ですか? -2010年11月18日掲載-

日本では年間約1万5千人の女性が子宮頸がんにかかる(約3千5百人が死亡)と言われています。

子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、最近は特に20~30代の患者さんが急増しています。女性にとって、乳がんとともに知っておかなければならない重要な病気です。
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誤飲と対処方法について -2010年10月30日掲載-

未知のものがたくさんある赤ちゃんにとって、めずらしければさわってみる、口に入れてみるということは、ごく自然のことです。

特に、はいはいを始めるようになると、目が離せなくなります。事故を防ぐため、危ないものは赤ちゃんのまわりに置かないよう心掛けます。もし何かを飲み込んでしまったら、それが何かを確かめることが大切です。飲み込んだものによって対処の方法が違ってきます。

今回は、誤飲した時の処置方法についてまとめました。
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サプリメントとくすり -2010年10月21日掲載-

最近、テレビ、新聞などでサプリメントや健康食品(以下サプリメント)の広告を見かける機会が増えてきました。サプリメントは、栄養素を補うもの、健康の維持・増進に役立つものなど色々な種類があります。
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過活動膀胱ってなに? -2010年9月30日掲載-

「トイレが近い」ことを「歳のせい」とあきらめていませんか?

でもそれは、病気かもしれません。

夜、何度もトイレに起きて眠れない、仕事や会議のときにすぐトイレに行きたくなる。

急にトイレに行きたくなり間に合わないとヒヤヒヤするなどする人は、過活動膀胱の可能性があります。
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過活動膀胱について -2010年9月16日掲載-

最近「トイレが近い」、「急に我慢できない程の尿意を感じる」、または、「我慢ができず失禁してしまう」といったことはありませんか?これらの症状があれば過活動膀胱という病気かもしれません。過活動膀胱とは尿意切迫感があり、通常、頻尿や切迫性尿失禁を伴う症状症候群のことです。
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おなかの弱い人へ -2010年8月31日掲載-

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群とは、大腸や小腸に原因となる異常が見つからないのに、便通異常と腹部症状が続く病気です。

英語では、Irritable Bowel Syndrome(略して「IBS」)といい、現代のストレス社会では急増している病気のひとつです。IBSの症状に悩んでいる人は、男性よりも女性に多く、全人口の10~15%(10人に1~1.5人)といわれています。しかし、実際に医師の診察を受ける人は半分以下であり、多くの人が一時的な下痢、便秘と思いこんで自己流の治療を行っているようです。
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咳について -2010年8月19日掲載-

咳は、気道内異物(病気の原因になる細菌やウィルス)や分泌物を除去するための生体防御反応の一つです。咳が見られる場合には、咳の原因をはっきりさせて治療することが大切です。咳の持続日数・咳の多い時間帯・咳の症状・発熱の有無などをメモすることは原因究明に役立ちます。
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熱中症 -2010年7月31日掲載-

長かった梅雨も過ぎ去り、照りつける日差しが強くなって、夜も寝苦しい日が続く季節。熱中症にかかりやすい季節でもあります。そこで今回は熱中症とその対策についてご紹介します。
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胃食道逆流症について -2010年7月15日掲載-

食後などに胸焼けが頻繁に起こることはありませんか?このような場合、胃食道逆流症の可能性があります。胃食道逆流症とは、胃液が食道へ逆流して胸焼けなどの症状を起こす病気です。
逆流した胃液に含まれる胃酸によって、食道粘膜に炎症が起きたものを逆流性食道炎と言います。症状としては胸焼け、喉や口が酸っぱく感じる、時には胸が痛い、声がかれる、咳が出るなどがあります。
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しみについて -2010年6月30日掲載-

しみは、皮膚にメラニン色素が過剰に存在する結果、周囲の皮膚より茶色味を帯びた色調を示す色素斑です。

なるべくさけよう!紫外線

オゾン層の破壊が進み、地表に届く紫外線量は、年々増えています。長年紫外線を浴び、ダメージが蓄積されることでしみは現れます。サンスクリーン剤や日傘、帽子などにより遮光に努めることが必要です。
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漢方薬について -2010年6月17日掲載-

最近、漢方薬はCMや専門店が増え、身近な存在になりましたが、皆様は漢方にどのようなイメージをお持ちですか。

漢方薬は食前・食間に服用するため飲みづらい薬というイメージではないでしょうか?食前・食間に服用する理由は、成分が胃に残った食物の影響を受けず、より早く消化管に届き、効果を発揮するためです。
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ワクチンについて -2010年5月31日掲載-

細菌やウィルスが体に侵入し、私たちの体が持つ抵抗力(免疫力)が病原体に負けると、感染症が発症します。逆に、免疫力の方が病原体の増殖を上回る場合は、感染症にはかかりません。

私たちは、麻疹(はしか)をはじめとする感染症に対する免疫を生まれつき持っていません。そこで、特定の感染症に対する免疫力をあらかじめ獲得するため、予防接種を受けます。ワクチンとは予防接種で用いる薬液(注射、内服薬等)のことです。
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薬の飲み合わせとお薬手帳の活用 -2010年5月20日掲載-

薬の「相互作用」をご存知ですか。いわゆる「薬の飲み合わせ」のことで、薬がお互いに影響し合い思わぬ症状が現れることを言います。

薬の成分は体内に吸収されると、一部は肝臓で分解されます。分解されなかった薬は体の各組織に運ばれて効果を発揮し、尿や便として排泄されます。相互作用は、この過程のどこでも起こる可能性があります。
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手足の「しびれ」 -2010年4月30日掲載-

手足に「しびれ」を感じたとき、その症状を軽く考えていませんか?

しかし、「しびれ」は命にかかわる病気が原因で起こることもあるので、実は注意が必要なのです。
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ジェネリック医薬品をご存知ですか -2010年4月15日掲載-

今回ご紹介するのはジェネリック医薬品です。新しい医薬品を開発するためには10数年あるいはそれ以上の時間と労力、お金を必要とします。従ってそれに見合った薬の値段(日本では国が決める公定価格である薬価)が付けられ、特許で保護されます。しかし、新薬(先発医薬品)も20年程経つと特許が切れ、他のメーカーが同じ成分の医薬品を安価に製造することができます。こうして製造された医薬品を先発医薬品に対して後発医薬品(ジェネリック医薬品)と呼びます。
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カフェインと薬 -2010年3月31日掲載-

薬局などで、コーヒーの摂取量などを尋ねられたことがあるかと思います。それはなぜなのでしょう。

カフェインの作用

コーヒーにはカフェインという物質がたくさん含まれています。コーヒーだけでなく紅茶、緑茶などにもカフェインという物質が含まれていることが知られていますが、薬剤師はそのカフェインの摂取量を気にしているのです。
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花粉症について -2010年3月18日掲載-

花粉症とは、植物の花粉が目や鼻などの粘膜に接触することによって引き起こされる、くしゃみや鼻水・鼻づまりなどの症状が特徴的な症候群です。日本では約80種の植物の花粉が花粉症の原因になっているといわれています。
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飲酒と健康 -2010年3月1日掲載-

飲酒による循環器疾患への影響

過度のアルコール摂取は、脳卒中等の循環器疾患、肝臓病等の疾患等、精神・身体的依存性など多くの問題の要因となっていますが、適量の酒は体に良いと言われます。

循環器疾患と飲酒との関係は、次のようになっています。
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ヘルペスという病気 -2010年2月19日掲載-

ヘルペスとは、単純ヘルペス(口唇ヘルペス・性器ヘルペス)、水ぼうそう(水痘)、帯状疱疹のことを指し、ウイルスが原因です。

帯状疱疹は、体の広範囲に帯状の赤い小さな水ぶくれが出るもので、目や耳のまわりに出ると、角膜や聴覚に障害が残ったり、顔面神経に麻痺が残ることがあります。
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体に必要なビタミンについて -2010年1月29日掲載-

ビタミンとは

ビタミンは、体の健康を維持する為に微量ではあるものの必須の栄養素です。ビタミンの中には、体内で作れないものがあるため、食事などから摂取する必要があります。バランスのとれた規則正しい食生活を心掛けていれば、ビタミン不足になることはまずありません。

現在、13種類のビタミンが確認されており、油脂に溶ける脂溶性ビタミンと、水に溶ける水溶性ビタミンの2つに分類されます。
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