インフルエンザのシーズンが近づいて来ました。今回はインフルエンザの薬と予防についてです。
まず、インフルエンザとはウイルス感染による病気で、A型、B型、C型に分類されますが、流行するのはA型かB型です。
症状としては、のどの痛み・鼻汁・くしゃみ・咳・頭痛・発熱・筋肉痛・関節痛・腹痛・下痢など様々で5~7日間ほど続きます。そこで、このような症状が出る期間を少しでも短くしたり、軽くしたりしてくれるのがインフルエンザの薬です。
現在使用されている抗インフルエンザ薬としては3種類あります。1つ目はA型ウイルスだけを抑える飲み薬。2つ目はA型およびB型両方のウイルスを抑える飲み薬。3つ目はA型、B型両方のウイルスを抑えますが、口から吸って直接肺に薬を届けるタイプのものです。いずれも医師の診断のもとで処方される薬ですので、ドラッグストアなどで購入することはできません。また、症状が現れてから48時間以内に服用しないと効果が期待できないので、インフルエンザかなと思ったら早めに医療機関を受診して下さい。
インフルエンザの予防についてですが、ご存知のとおりインフルエンザワクチンの接種があります。ワクチンを接種すると効果は約5ヶ月間持続しますが、抗体ができるまでに2週間ほどかかりますので、接種をお考えの方は11月中旬くらいまでにしておくと良いでしょう。ただし、発熱(37.5℃以上)がある方は接種することができません。また、ワクチンの成分に卵白が使用されているため、卵アレルギーの方も注意が必要です。
これからの季節、まずは手洗いと、うがいの習慣をつけてインフルエンザウイルスの体内侵入を防ぎましょう。