目薬 -2007年7月1日掲載-

みなさんは目薬の正しい点眼方法をご存知ですか?正しく点眼しないと、効果を十分に発揮できず、副作用などの原因となる場合があります。

よく点眼後に目をパチパチさせる方がいますが、実はこれは間違った点眼方法です。目と鼻・喉は涙鼻管という管でつながっているため、パチパチとまばたきをすることで目薬が口の中に流れてしまい、十分に効果を得ることができません。

また、口の中に流れることで、内服のお薬と同じような副作用をおこす場合もあります。点眼後は1分以上まぶたを閉じておくか目頭を軽く押さえておきましょう。

それから、目薬を一度にたくさん差しても効果が上がるわけではありません。基本的には1回1滴で十分です。2種類以上の目薬を差す場合は、続けて差すのではなく、5分以上間隔を開けてください。点眼順については医師、薬剤師に確認しておきましょう。

目薬は汚染されやすいお薬です。点眼容器の先が目に触れたりすると、汚染の原因になるので注意が必要です。容器に記載された通り、清潔に保存し、遮光や冷所保存などの目薬は記載内容を守って保存してください。

また、容器に記載されている使用期限は、未開封の状態で正しく保存した場合の期限です。開封後の期限は基本的には1ヶ月ですので(もっと短いものもあります)、期限内であっても汚れがみつかったらすぐに使用をやめてください。

コンタクトレンズを使用している方は、必ず医師に対処方法を確認しておきましょう。特にソフトコンタクトレンズは、薬剤等を吸着しやすいため注意が必要です。

ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。