夏本番を迎え、山や海へのお出かけや、屋外で過ごす機会が増える季節となりました。日差しも一段と強くなり、日焼けが気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、日焼けとその対策についてご紹介します。
日焼けとは
日焼けとは、紫外線(日光)をあびることで皮膚の色が変わることです。日焼けの種類には、サンバーン(sunburn)とサンタン(suntan)の2種類があります。サンバーンは紫外線にあたると数時間後から現れる赤くなる日焼けのことで、サンタンは赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヵ月続く肌が黒っぽくなる日焼けのことです。
紫外線とは
紫外線は波長によってUV-A(長波長紫外線)、UV-B(中波長紫外線)、UV-C(短波長紫外線)に分かれます。UV-Cは大気によって吸収されるので、地表までは届きません。UV-AとUV-Bが日焼けの原因となります。
紫外線の量は季節によって変化します。真夏の8月が最も多いと思われがちですが、6月頃から多い時期が続き、9月頃までは特に注意が必要です。時間帯では午前10時から午後2時頃が最も多く、晴れの日だけでなく、薄曇りの日でも約80%の紫外線が地表に届きます。また、赤道に近い地域ほど紫外線は強く、日本では北海道より沖縄のほうが強くなります。さらに、標高が高い場所ほど紫外線は強くなります。
日焼けによる危険性として
- しわやしみ
- 白内障
- 皮膚がん
紫外線により細胞の遺伝子が傷つくと、正常な細胞を作る働きに影響が生じます。基本的には、傷ついた細胞は修復されますが、加齢により新陳代謝が低下すると、修復が追いつかなくなり、肌への影響が蓄積していきます。
対策として

- 1.紫外線の強い時間帯を避ける
- 特に夏場は紫外線が強い午前10時~午後2時の時間帯の外出はできるだけ避けましょう。
- 2.直射日光を避ける
- 外出中は、できるだけ日陰を利用するなど、直射日光を避けるようにしましょう。ただし、紫外線には太陽から直接届くものだけでなく、空気中で散乱したものや、地面や建物から反射したものもあるため注意が必要です。
- 3.日傘を使う、帽子をかぶる
- 外出時は、紫外線を防ぐ機能を備えた日傘などを使うことも効果的です。また、帽子をかぶることで直射日光を遮り、目に届く紫外線を減らす効果があります。幅の広いつばがあるものや、後頭部まで覆う帽子はより効果的です。
- 4.衣服で覆う
- 袖の長いシャツや襟付きの衣服など、肌の露出をできるだけ少なくする服装は、紫外線から肌を守る効果があります。
- 5.サングラスをかける
- 紫外線から目を守ることも大切です。サングラスや紫外線カット機能のあるメガネを使用することで、目に入る紫外線を大幅に減らすことができます。
なお、色の濃いサングラスは、目に入る光の量が少なくなることで瞳孔が大きく開き、かえって紫外線が目の中に入りやすくなる場合があります。紫外線カット機能のあるものを選ぶようにしましょう。 - 6.日焼け止めを上手に使う
- いったん塗った日焼け止めも、手や衣類との摩擦、汗などによって落ちてしまいます。落ちたと感じた場合はもちろん、2~3時間ごとに塗り重ねることが推奨されています。日日焼け止め商品に表示されているものとして
- SPF・・・UV-Bを防ぐ効果を表す目安
- SPF50は何も塗っていない素肌に比べて、UV-Bによる皮膚への影響が出るまでの時間が50倍になることを示す。
数値が高いほど、防ぐ効果が高く、最高レベルはSPF50+ - PA・・・UV-Aを防ぐ効果を表す目安
- +の数が多いほど、防ぐ効果が高く、最高レベルはPA++++
- 紫外線散乱剤
- 紫外線をはね返すことで、皮膚の内部に紫外線が侵入するのを防ぐ。
- 紫外線吸収剤
- 化合物自体が紫外線を吸収し、皮膚へ紫外線が届くのを防ぐ。
さいごに
私たちは子どもの頃から日々紫外線を浴びており、その影響は長い年月を経て現れることがあります。帽子や衣類、日焼け止めなどを活用し、日頃から紫外線対策を心掛けましょう。

