乾燥が気になる季節には肌が乾いてカサカサしたり、かゆみが出たりといった乾燥肌トラブルに悩む方も多いのではないでしょうか。
冬は冷えや乾燥により肌が刺激を受けやすく、皮膚トラブルを起こしやすいシーズンです。
毎日の生活習慣を見直し、少しでも乾燥によるかゆみや湿疹を避けるために、冬の皮膚トラブルの原因と、対策のコツを紹介します。
- とにかくかゆい
- 皮膚が粉をふいたように白い
- 皮膚が乾燥してカサカサしている、ひびわれている
- 秋から冬に症状がでやすい
そんな方はぜひ保湿ケアを見直してみましょう。
症状がでやすい部位は、すね、太もも、腰周り、わき腹などです。
皮膚の乾燥を引き起こす要因
- 加齢
- 潤いを保つために必要な物質(皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質)が加齢に伴って減少します
- 季節
- 空気が乾燥しやすい秋から冬
- 生活習慣
- 体の洗いすぎや冷暖房のきかせすぎなど
保湿ケアをはじめましょう!
保湿剤は、皮膚にうるおいを与えたり、水分が逃げないようにする働きをします。
症状を悪化させないように、早めに保湿剤を塗るようにしましょう。
- 保湿剤の選び方
- 冬は皮膚を保護する効果が高い軟膏やクリーム、夏はさっぱりとして使用感が良いローションなど、季節や症状に合わせて選ぶ。
- 使用量の目安
- ティッシュが皮膚につく、または皮膚がテカる程度にたっぷり塗る。
- 保湿剤の塗り方
- 手を清潔にして保湿剤をとり、手のひらでやさしく丁寧に、すりこまないようにして塗る。
- 保湿剤は朝と夜1日2回は塗る
- 夜はお風呂上りが効果的なので、入浴後5分以内に塗る
- 軟膏は寒い時期は硬くなるので、手のひらで温めて柔らかくして塗る
日常生活で気を付けること
- 入浴時のポイント
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- 熱いお湯や長風呂は避ける。
- ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うと皮脂をとりすぎるので、綿などの刺激になりにくいタオルや手でやさしく洗う。
- 石けんやシャンプーの成分が残らないよう、よく洗い流す。
- 生活環境に注意
- 皮膚が乾燥してかゆみもひどくならないように、加湿器などで適度な湿度を保ち、冷暖房のきかせすぎにも注意する。
- 肌着は刺激の少ないものを
- 皮膚を刺激するとかゆみがひどくなるので、肌着など直接皮膚にふれる衣類は、チクチクしない、刺激の少ないものを選ぶ。
- 掻かないことが大切
- 掻くと症状がひどくなって赤みのある湿疹になるため、できるだけ搔かない。
また、爪は短く切っておく。 - 刺激物は控えめに
- アルコールや香辛料などの刺激物を摂ると体が温まり、かゆみがひどくなるので摂りすぎに注意する。
ずっと続くかゆみは、大変つらいものです。特に寝ているときにかゆくなると眠れなくなり、日常生活に支障をきたすこともあります。
こちらの対策を参考にして、乾燥によるかゆみを緩和・解消させましょう。