コロナウイルスに対する消毒 -2020年8月31日掲載-

手指のウイルス対策

コロナウイルスに対する消毒

洗剤による手洗い
手指についたウイルスは洗い流すことが最も大切です。流水による手洗いだけでも1/100になります。石鹸やハンドソープで10秒洗い、流水で15秒すすぐと1/10000になります。
アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
アルコールはウイルスの「膜」を壊すことで効果を発揮します。
設置してあるアルコール消毒を最後まで1プッシュすると量が多いように感じますが、それが適正量なので最後まで押して使用してください。目安として15秒以内に乾かない量となります。(量が少ないと効果が薄くあまり意味がないことがあります。)
手のひらにアルコールを取ったら乾くまでにしっかりともみこんでください。
※スプレータイプ:3ml,ジェルタイプ:1ml

物のウイルス対策

熱湯消毒
食器や箸、ふきんなどは熱湯で消毒ができます。
80℃以上の熱湯で10分間さらしてください。
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)
テーブルやドアノブ、ふきんなどに使用できます。
次亜塩素酸の酸化作用などにより新型コロナウイルスを破壊し、無毒化させます。
ただし次亜塩素酸は腐食作用があるので使用したあとは、水拭きして下さい。
また、同じ理由で長時間浸しておくのもよくないので使用時間はラベルに書いてある時間通りに使用してください。
※1Lの水に付属のキャップ1/2~1杯を使用するものが多いですが、詳しくは商品のラベルを確認してください。
洗剤(住居用、台所用界面活性剤)
テーブル、ドアノブの消毒などにも使用できます。界面活性剤がウイルスの「膜」を壊すことで無毒化させます。一部の界面活性剤が新型コロナウイルスに有効とされています。

  1. 住居用洗剤はそのまま使用してください。
  2. 台所用洗剤を消毒に使用するときは、500mlの水に小さじ1杯(5g)の台所用洗剤を入れて軽く混ぜて使用して下さい。
  3. 拭くときは一定方向でふき取り、最後にキッチンペーパーなどで乾拭きして下さい。

空気中のウイルス対策

アルコールの空間噴霧は引火性の危険性があり、また、次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムは、高濃度の薬剤を吸入することが身体に影響があるとして推奨されていません。
空気中のウイルスは換気をすることで室外に排出されます。

まとめの表
方法 手指
石鹸
熱水 ×
アルコール消毒
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤) ×
食器用、住宅用洗剤 検査なし