生活習慣病と食事 -2008年3月1日掲載-

生活習慣病は、以前は成人病といわれていたもので、最近よくいわれているメタボリックシンドローム(メタボ)も生活習慣病の一つです。

生活習慣病は、医療機関を受診して、薬物治療をする事も必要ですが、家庭での、生活習慣や食習慣の改善、適度な運動、休養、飲酒・喫煙の対策などが大切です。

生活習慣病の予防の第一歩は食生活の改善

  • 食べ過ぎていませんか?
  • 動物性脂肪は?
  • 塩分は摂り過ぎていませんか?
  • 甘いもの・アルコール飲料は?
  • 野菜不足になっていませんか?

エネルギーの多い食事を続けていると肥満につながり、糖尿病や痛風、高脂血症等の要因となります。

食事の基本は体に必要な栄養素をバランスよく、過不足なく、1日に朝、昼、夕と規則正しく食べることです。

生活習慣病を予防する食事のポイント

生活習慣病

太り過ぎない

肥満の人は、標準体重の人に比べて糖尿病は5倍の発病率、高血圧、痛風、心臓病などは2~3倍の発病率となっています。

やせるためにはまず食事量をコントロールします。標準体重を目安にして、1日3食規則正しく食べるようにします。今までよりも食事量が少なくなるので、エネルギー(カロリー)の少ない野菜やきのこなどでボリューム感を出して、あまり負担のかからない減量をしましょう。

塩分を減らす

塩分の摂りすぎは高血圧を招き、脳卒中や心筋梗塞などの要因となります。

現在、日本人の1日の平均塩摂取量は13.0gですが、望ましい塩分量は10gで30%も超えています。うす味でもおいしく食べられる工夫をして減塩に努めましょう。

動物性脂肪を減らす

動物性脂肪に多く含まれている飽和脂肪酸はコレステロール値を高め、血栓を作りやすくします。魚の脂肪に含まれている不飽和脂肪酸はコレステロール値を改善し血栓をつくりにくくします。

油脂類は非動物性油を中心に適量を摂るようにしましょう。

食物繊維をしっかり摂る

以上のことに注意を払って、食生活の改善を図り生活習慣病の予防をしていきましょう。
持田製薬パンフレット