「快便」とは
- バナナの形
- 2~3本
- 黄金色
- 匂いわずか
- 切れが良い
出す喜びを忘れてしまった?
便を出すだけでなく、尿を出す、汗を出す、声を出す、力を出す、元気を出すなど、出すことは健康の証しと言えます。ところが最近、出す力が不足している方がどんどん増えてきています。
特に便通の異常は子供からお年寄りまで、女性ばかりではなく男性にも急増し、体調不良を引き起こし始めています。便秘や軟便など
第一条件 腸内環境を整備する
お腹の中(特に大腸)には100種100兆個もの腸内菌が住みついていますが、ビフィズス菌をはじめとする乳酸菌類が多いと良い腸内環境をつくります。
ビフィズス菌は食物せんいやオリゴ糖を利用してどんどん増えていきますが、肉類や脂肪がおおくなると他の菌が増えてしまいます。肉や脂肪を好む菌は腐敗菌とも呼ばれ、インドール、スカトール、メタンなどを発生させ嫌な臭いや腸のトラブルを引き起こします。
また、発ガン性のある物質を作り出すこともあります。腸内環境を良くすることは快便リズムにかかせません。
第二条件 快便の材料を取り入れる
食物繊維は1日25~30gを食べることを薦めています。ところが今の食生活では、よほど意識しないとこの量を摂ることは大変です。食物繊維を沢山摂るには海藻、きのこ、根菜(ごぼう、人参、大根、芋など)を中心に温野菜にすることです。
第三条件 便を出す力をつける
どんなに良い便が出来ても便を送り出す大腸動きが正しくないと便秘を招きます。第一、 第二の条件を整え、お腹を温めて下さい。
運動、入浴も良いですし、何より温かい食事、体も温まる食材が大切です。たんぱく質、酢、香辛料、玉ねぎ、ニンニク、人参などの身の回りにはたくさんの食材があります。食物繊維とともにいっぱい摂って下さい。便秘になる原因はいろいろありますので、軽視せずに診察を受け、原因を知った上で快便習慣をつけてください。
快便の中味
- 食物繊維 約10%
- 腸内菌 約8%
- その他 約7%
(その他は腸の粘膜がはがれ落ちたもの)
バナナ大 300g