二日酔い -2011年6月30日掲載-

そろそろビールの美味しい季節となってきましたが、そこで怖いのが二日酔い。

二日酔いとは?

二日酔いとは、お酒などのアルコール飲料を、自身の代謝能力以上に摂取することでなってしまう、不快な身体的状態のことをいいます。

多い症状としては、吐き気・頭痛・嘔吐・胸のむかつき・のどの渇きなどがあります。(二日酔いに関係なく、お酒を飲んだ後にのどがかわくのは、アルコールの利尿作用によって体内の水分が排出されてしまい、脱水症状の状態になってしまうからと考えられています。)

他には、胃が空の状態で大量にお酒を飲むと、アルコールが胃の粘膜を刺激してしまい、胃酸の分泌が過多になるので胃炎をおこしやすくなったり、普段よりお酒の回りが早くなってしまいます。もし空腹状態なら、何かをつまみながら飲むだけでもだいぶ違います。

そこで、二日酔い対策におすすめの食べ物を紹介します。

お酒を飲む前におすすめなもの

梅干し

梅干しに含まれているピクリン酸という物質が、肝機能を高めてくれます。

柿に含まれているタンニンという物質が、アルコールの吸収を阻害してくれます。

マイタケ

マイタケに含まれているβ-グルガンという成分が、肝機能を高めてくれます。キノコ類ではマイタケが一番いいといわれています。

カレー

カレーにはターメリックというスパイスが入っているのですが、このターメリック、ウコン同様の働きを持っているのです。

牛乳

牛乳に含まれているタンパク質が、肝機能を高め、アルコール分解を手助けしています。

お酒のおつまみにおすすめなもの

枝豆

居酒屋でお酒のおつまみとして定番の枝豆。枝豆はビタミンCが豊富に含まれていて、100g食べると1日に必要なビタミンCの半分を摂取したことになります。枝豆は最強のおつまみということです。

冷奴

ビールによく合う冷奴。豆腐に含まれているタンパク質が、肝機能を高めてくれます。またネギなどの薬味に含まれているアリシンという成分が、肝臓を元気にしてくれます。

納豆やもずく酢のネバネバ系

ネバリの正体のムチンという成分が、腸や胃の粘膜を保護してくれます。

二日酔いになってしまったときにおすすめなもの

梅干し

梅干しに含まれているピクリン酸という成分が、肝機能を高めてくれます。二日酔い後にすっぱいのはきついかもしれませんが、効果はあります。

生卵

意外と効きます。胃に食べ物が受け付けないときにおすすめです。

シジミ汁

貝類に多く含まれているタウリンが、アルコールの分解を早めてくれます。貝類の中でもシジミが一番効果があるといわれているので汁にして飲むといいでしょう。

いかがでしたか?

お酒を飲む前に牛乳を飲むと良いということ、二日酔いの朝にシジミのお味噌汁が効くということは、本当みたいですね。

ちなみに、食べ物以外にも、楽しく飲んでいると酔いやすいということが、科学的に立証されているそうです。

お酒は飲んでも飲まれるな、ですね。