厚生労働省は16日までに、マイナンバーと健康保険証のひも付けミスの点検作業を終えた結果、別人のデータが誤って登録されているケースは計9207件だったと明らかにした。4月下旬時点では計9240件だったが、再精査して修正した。
厚労省が昨年、マイナンバーカードと保険証が一体化した「マイナ保険証」を調べたところ、住民基本台帳の氏名などと一致しないものが約139万件あった。大半が漢字の間違いだったが、別人のデータ登録もあったため照合していた。
同省は再発防止策として、情報の新規登録時などにミスを自動的に確認できるシステムを5月7日から運用している。