病床確保へ「法的対応」必要=医療機関、役割明確化を提言―有識者会議・新型コロナ

これまでの新型コロナウイルス対応を検証する政府の有識者会議は15日、報告書を取りまとめた。危機に備え、病床確保などで「法的対応や医療計画」を検討するなど、医療機関が果たすべき役割の明確化を提言した。

報告書は、2021年以降に変異株が拡大する中、「確保されたはずの病床が人材確保を含めた問題で稼働できないケースが生じた」と明記。入院をめぐり、医療機関の役割が明示されず、協力を担保する措置もないため、病床逼迫(ひっぱく)を招いたとの見解を示した。地域のかかりつけ医についても、役割が不透明で、結果的に医療支援が滞ったとした。

時事通信社

(Copyright©2007時事通信社)