ワクチン、一般高齢者は6カ月間隔に=3回目接種、64歳以下は7カ月―政府

政府は13日、新型コロナウイルスワクチンの2回目と3回目の接種間隔について、施設入所者らを除く一般の高齢者は、現在の7カ月から6カ月に短縮する方針を決めた。64歳以下は8カ月から7カ月に前倒しする。開始時期は3月からとなる。

岸田文雄首相は13日、後藤茂之厚生労働相や堀内詔子ワクチン相らと首相官邸で協議。終了後に記者団の取材に応じ、感染力が強い変異株「オミクロン株」が国内で急拡大している状況を踏まえ、「3回目接種の前倒しは、世界的に見ても重要との認識が共有されている。わが国もしっかり取り組む」と強調した。

堀内氏は、対象が約1億人に上ると説明。後藤氏は、都道府県ごとにワクチンの配分量や接種状況をホームページで公表すると明かし、「未接種が多い都道府県は、4月以降の配分を調整することもある」と述べた。64歳以下の接種間隔について、自治体の判断で可能な限り6カ月に短縮する方針も示した。

首相は13日夜放送のTBS番組で、「(64歳以下の)一般の人もできるだけ6カ月に短縮できるように進めていきたい」と語った。

時事通信社

(Copyright©2007時事通信社)