「ICU病床、非常に限定」=医療逼迫で学会分析―新型コロナ

日本集中治療医学会は13日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い重症者用病床が逼迫(ひっぱく)した背景について、すぐに使える集中治療室(ICU)病床が「非常に限定されていた」との分析を公表した。同学会は、有事の際、救急などの高度急性期医療を提供するICU以外の病床を速やかに転用する体制の重要性を指摘した。

同学会によると、経済協力開発機構は昨年4月、日本のICU病床が人口10万人当たり5.6で欧米などの約半分と発表した。また、各病院のICU規模は小さく、通常診療で7~8割が使用されている。

同学会は、平時にICU病床数などを数倍に増やすのは「困難かつ現実的ではない」とした上で、高度急性期医療を提供できるICU以外の病床を有事にはICU病床として運用できる体制が重要とした。集中治療に携わる医師を国が認める専門医として計画的に養成することも訴えた。

時事通信社

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