重症者、「第2波」上回る=感染者の年齢層拡大―新型コロナ

新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い、重症者数も増加の一途をたどる。全国の重症者は18日時点で280人となり、8月の「第2波」を超えた。増加の背景には、感染者が中高年など幅広い年齢層に広がったことが挙げられる。

厚生労働省によると、18日時点の重症者は前日比4人増の280人で、1カ月前の約1.9倍、2週間前の約1.5倍に増えた。第1波のピークだった328人(4月30日)よりは少ないが、第2波ピークの259人(8月23日)を上回っている。

第2波では夜の繁華街などで無症状の若者らの感染拡大が問題になったが、最近は中高年以上の感染者が増えている。東京都の新規感染者を見ると、第2波のピーク(8月1日)は472人で、年代別では20代45.8%、30代22.9%、40代10.8%、50代以上15.5%だった。これに対し、感染者が493人だった今月18日には、20代は24.9%、30代は18.7%に減少。一方、40代は18.1%、50代以上が33.1%に増えた。

年齢層の広がりの原因として、クラスター(感染者集団)の多様化が指摘される。厚労省によると、全国で16日までに発生した2147件のうち、医療機関と福祉施設が約35%を占め、企業などが約21%だった。同省の専門家組織は、接待を伴う飲食店に加え、医療機関や職場、外国人コミュニティーなど多様化するクラスターへの早期対応の重要性を指摘している。

時事通信社

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