国内初、医師感染確認=和歌山の50代、都内のタクシー運転手も―新型肺炎

和歌山県は13日、同県在住の50代の日本人男性医師の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。済生会有田病院(同県湯浅町)の外科医で海外への渡航歴はなく、仁坂吉伸知事は「国内感染は間違いない」と語った。医師は別病院に入院中という。国内で医師の感染確認は初めて。

県によると、医師は1月31日に発熱し全身倦怠(けんたい)感を訴えた。今月7日まで微熱が続き、3~5日は解熱剤を飲みながら勤務。5日にインフルエンザ検査を受け陰性だった。

8日に再び発熱があり、コンピューター断層撮影(CT)で肺炎と診断され、10日に入院した。13日、新型ウイルス陽性と判明したという。

このほか、有田病院の同僚の男性医師と、同病院を受診した患者3人も肺炎と診断された。このうち、女性患者は新型ウイルス陰性と判明。県は他3人の感染の有無を調べている。

また、厚生労働省などによると、東京都内に住むタクシー運転手の日本人男性(72)の新型ウイルス感染も確認された。

関係者によると、都内の城南地区に住む個人タクシーの運転手。1月29日に発熱し、今月6日に入院した。ウイルス検査の結果、13日に感染が確認された。運転手は発症から2週間以内に、外国人の客を乗せたこともなく、新型ウイルスが流行する中国湖北省や浙江省での滞在歴もない。普段からマスクを着用して乗務しており、発症後は乗務していないという。

また、千葉県は13日、県内在住の20代会社員男性の感染が確認されたと発表した。発熱などの症状が続いているが、発症から2週間以内に中国への渡航歴はなく、感染源は不明としている。

時事通信社

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