国民の信頼「大きく損なった」=障害者雇用、統計不正を謝罪―厚労白書

厚生労働省は9日の閣議に、2018年版厚生労働白書を報告した。中央省庁での障害者雇用の水増し問題について「国民の信頼を大きく損なった」と記すとともに、毎月勤労統計の不正処理に関して「常に正確性が求められる政府統計に対する信頼が損なわれた」として、それぞれ反省と謝罪を盛り込んだ。

厚労白書は、通常はその年の夏から秋に公表するが、統計不正問題の影響などで18年版は遅れていた。年度をまたいでの公表は異例。

白書では、障害者雇用を推進する立場にある厚労省として、水増し問題について「深く反省する」と謝罪。統計不正の影響で雇用保険や労災保険などの追加給付が必要となっていることに関して、「重ねておわび申し上げる」と盛り込んだ。

18年版白書のテーマは、「障害や病気などと向き合い、全ての人が活躍できる社会に」。政府が目指す1億総活躍社会の実現に向け、障害者や難病、がん患者らが「希望や能力、障害や疾病の特性などに応じて最大限活躍できる環境を整備することが必要」と指摘した。

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