元職員の女に懲役24年=老人ホーム睡眠導入剤殺人―千葉地裁

准看護師として勤務していた千葉県印西市の老人ホームで昨年2~6月、同僚の飲み物に睡眠導入剤を混入し交通事故死させたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた波田野愛子被告(72)の裁判員裁判の判決が4日、千葉地裁であり、坂田威一郎裁判長は懲役24年(求刑懲役30年)を言い渡した。

弁護側は「嫌がらせをしようとしただけで、死ぬ危険性がある行為とは思っていなかった」と殺意を否認していた。

判決で坂田裁判長は、睡眠導入剤により意識障害が生じていた同僚らを、あえて運転して帰宅させるよう仕向ける行為を繰り返したと指摘。「死亡事故を含む交通事故を引き起こすかもしれないが、やむを得ないという殺意があった」と述べ、「未必の殺意」を認定した。

時事通信社

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