オンライン診療、症状安定患者に限定=厚労省がガイドライン

タブレット端末などを利用して離れた場所の患者をリアルタイムで診療する「オンライン診療」について、厚生労働省は9日、具体的な手順や注意点を示した初めてのガイドライン案を取りまとめた。今月中に正式決定し、都道府県に通知する。

ガイドライン案では、対象となる患者の症状が安定しており、患者側の求めがあった場合に限って実施するとした。最初の診療は原則対面とし、オンラインでは触診などを行えないリスクを事前に説明するとともに、症状が急変した場合に備えた計画を立てることも求めた。禁煙外来などリスクが極めて低い治療はオンラインだけで行える。

診療は原則、同じ医師が対応し、オンラインと併せて定期的に対面診療も行う。オンラインが適切でないと判断した場合、速やかに対面に切り替える。複数患者の同時診療は禁止した。

情報漏えいや改ざんがないよう、使用する情報機器などのセキュリティー対策を医師に求めた。映像や音声を保存するかどうかも、患者と取り決めるとした。

オンライン診療時に医師がいる場所は、医療機関である必要はないが、情報保護などの観点から公衆の場は不可とした。患者は、自宅や老人ホームなどの施設、職場やホテルなどで受診できる。

時事通信社

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